アマチュア帯キューブサットの受信協力要請

幾つかの大学衛星、高校衛星が9月19日に国際宇宙ステーションから放出される予定らしく、大学のアマチュア無線部などから、全国のアマチュア無線家に対して、受信協力要請が出ているようです。

1. 静岡大学STARS-Me2(愛称『蓬莱/ほうらい』)

静岡大学アマチュア無線部からの要請が、かれらのWEBサイトに掲載されており、受信報告フォームも示されている。

2. 岐阜ハイスクールサット(GHS-01)

ぎふハイスクールサットプロジェクトのWEBに詳細が記載されている。

その他、9月19日に放出される衛星情報がJAMSAT WEBサイトに掲載されています。

JRCのラジオ製作キット

昨日(2025/9/7)、福井エンジェルランドという子供向け施設で開催された日本無線株式会社(JRC)のラジオ工作教室を少しお手伝いしてきました。

JRCの長野事業所が3名ものJRCエンジニアが来てくれたのですが、彼ら曰く、これは完全にJRCとしては、社会貢献事業という位置づけで、長野からの旅費も全部、JRC持ちでやっているそうです。キット代の3千円だけは、実費を参加者の方から徴収しますが、かなり長い目で見ているようですね。最近、昔、JRCのラジオ工作教室に参加したことがあるという新入社員が入ったそうですが、これが第1号だそうです。無線機器メーカーとしては、世界的に有名な老舗ブランドで、私も現役時代は、大変、お世話になった企業です。日本中で、ラジオ工作教室をやりたくてしょうがない高齢者が多いので、引っ張りだこでしょうと冗談半分聞いたところ、夏休みなどは、ほんとに超大忙しだったということでした。

JRCと言えば、私が中学生だったころ、JRC製の通信機型受信機がありましたねーなどと雑談をしていたところ、そんなJRC製無線機の歴史を博物館にして一般公開する計画があるそうで、2年後位に長野のJRC事務所に併設するのだそうです(注:今でも東京三鷹のJRC三鷹工場の跡地に小さな日本無線史料展示室なるものが残っているので、これを長野に移転させて博物館にする計画なのだそうです。)。長野の博物館といえば、松本にも「日本ラジオ博物館」なる施設があると、以前、アマチュア無線のポッドキャスト番組で紹介されていたのを思い出しましたので、2年後には、JRCの無線機博物館と松本の日本ラジオ博物館、そして今年、名探偵コナンで有名になった野辺山の電波天文台あたりを全部見学するために長野に旅行に行くのもいいかもなあ、と思いました。

ラジオ製作と言えば、先月のハムフェアで電波新聞社が「ラジオの製作70周年記念号」を販売していたことを思い出し、Amazonでポチリました。

iPhoneでFT8送受信

今年(2025年)からSOTAをやりたいと思って、YAESUのFTX-1Fを早くから予約し、7月に販売開始とともに中部特機で買った。福井県で最初に本機を買ったのは私らしい。だが、予想以上に重い。これを山に持っていくとなると、パソコンまで持っていくことはできないと感じ、ポータブルにFT8をやるためには、iPhoneでできないものかと調べたところ、iFTxなるアプリを使えば送受信できることがわかった。無線機のスピーカからのFT8音をスマホのマイクで集音してデコードするだけのアプリなら他にもあるようだが、送信までできるアプリということになると、どうも今のところ、これしかないようだ。

早々にアプリをインストールし、スピーカー音を拾って試してみたところ、確かに良好にデコードできた。しかし、問題は送信である。iPhone側のスピーカー音を無線機のマイクに拾わせればよいのだが、無線機のマイクを握って、iPhoneのスピーカーに近づけて送信するか? VOXを使えば、それでもできないことはなさそうだが、あまりスッキリした方法とは思えないので、更に調べたところ、IC705(ICOM)等とiPhoneをケーブルやBluetoothでつなげてFT8をやっている人がいることがわかった。ICOMとYAESUでは、マイク端子が異なるので(ICOM→2.5mmオーディオプラグ/YAESU→RJ45(ちなみにマイクプラグは、ピンアサインメントやプラグタイプそのものまでメーカーや機種によって千差万別で全く標準化されていない。))、マイク入力の部分をYAESU仕様に変更したものを作成し、Bluetooth接続とケーブル接続の方法の両方を試してみたところ、どちらも非常に良好にデコード/エンコードできた。

なお、iPhoneから無線機の周波数をCATコントロールすることはできないので、周波数は無線機本体のメモリーに入れておくことが必須。

1. BluetoothでiPhoneとFTX-1Fを接続

この方法は、7L4WVU氏の下記Youtubeを参考に、無線機のマイク入力端子を3.5mmオーディオプラグではなくYAESUのRJ45端子に変更して作成した。

この動画にあるダイソーのBluetoothアダプターは、最初、実店舗をいくつか回って探してみたが、どこにも在庫がないようなので、ダイソーのオンライショップで購入した。これは、3.5mmオーディオジャック付き有線イヤホンを差し込むことによって、それをBluetoothヘッドセット化する品物で、下記写真のようにアダプター本体内に小さな穴が空いているところにマイクがある。逆にマイクがついている4極端子のヘッドセットを差し込んでも、ヘッドセット側のマイクは動作しない。有線ヘッドセットのINとOUTの両方をそのまま単純に双方向でBluetooth化するようなアダプターがないものかとAmazonを一生懸命検索してみたが、私が見た限り、見つからなかった。どの商品も片方向しかBluetooth化できず、ダイソーのもののようにアダプター内のマイクで双方向化できるものなら多少あるようだが、それも極めて少ないように思えた(なぜ双方向化した商品がないのかと考えてみたところ、たぶん原因は、4極プラグにはCTIA規格とOMTP規格があり、マイクとGNDの位置が異なっているので両方に対応したものを作ることができないためだろうと推定(詳細は、コチラ参照))。

作ったケーブルは、下記のようなAmazonで購入した4極プラグ細めのイーサネットケーブルをちょん切ってはんだ付けしたもの(Note: 4極プラグには、先端から3番目がGNDのもの(CTIA規格(iphone系))と先端から4番目がGNDのもの(OMTP規格(Android系))があるので要注意(詳細は、コチラ参照)。また、ヤエス無線機側のRJ45プラグのMICとMIC GNDも勘違いして反対にしてしまいやすいので要注意(実際、私も最初は反対にハンダ付けしてしまっていて、だいぶ悩んだ。))。

このケーブルを使ってダイソーのBluetoothアダプターをFTX-1Fにつけたところは下記のとおり。

Bluetoothアダプターは、下記のようなL字型金具をホームセンターで買ってきて、Amazonで買った両面テープ付き面ファスナーでリグに固定した。

このBluetoothアダプターを使って先月月末、金沢市のギゴ山でiphoneによるFT8にてPOTA Activationに成功。

2. 有線ケーブルでiPhoneとリグを接続

iPhoneとリグを接続するケーブルは、JH4VAJ氏が、頒布されていたiPhone-IC705接続アダプターを購入し、IC705のマイク端子へ接続するケーブルを、YAESU用のRJ45ケーブルに変更、また、私のiPhone 13はLightning なので,3.5mmプラグ→Lightning変換アダプターも購入し、作成した。YAESUのRJ45のピン配置は、上記1のBluetoothアダプター接続用に作ったケーブルと同じ。

これも無事動作することを確認。このケーブルをリグに挿すと、リグのスピーカーからFT8音がしなくなるので、静かにiPhoneでFT8をやりたいときは、こちらが良いかも。