情報通信審議会で、楽天のASTスペースモバイルに関する議論が始まりました。提出された資料を見ると、700MHz帯の携帯電話周波数をASTのBluebird衛星によって送受信できるようにするもののようです。今流行りの衛星ダイレクト通信の一種ですが、楽天が3年位前に出した資料では、1.7/1.8GHz帯を使うと書かれていたり、最近のASTに関するネット記事を見ると900MHz帯を使うと書かれていたり、2転3転しているように感じていましたが、最終的に情報通信審議会での審議を得ようとする周波数は700MHz帯ということのようです。携帯電話周波数は、国によってかなり異なりますので、ひょっとすると、この700MHz帯というのは、日本独自の状況に基づくものであって、外国とは異なるのかもしれません。衛星側で国によって異なる周波数に対応できるようになっているのでしょう。
なお、数ヶ月前にAST衛星が430MHz帯のアマチュアバンドをテレメトリーのダウンリンクに使用するというニュースがありましたが、この話は、情報通信審議会での審議対象とはなっていないようです。あくまでも、今回の審議対象は、スペースモバイルシステムのサービスリンク周波数とフィーダーリンク周波数に関するものです。従って、430MHz帯テレメトリーダウンリンクに関するアマチュアとの共用検討は、実施されません。
9月11日には、令和7年度の周波数再編計画が総務省のパブコメにかけられており、一部の項目はアマチュアにも関係があります。簡単に言ってしまうと、総務省としては、アマチュアの人口は減少傾向にあるので、高い周波数のアマチュアバンドを中心に、少しずつ召し上げて他の業務に再分配したいという立場のようです。
